難関大学院への進学率がいい北海道大学の評判をチェック
北海道大学薬学部の評判
1876年に札幌農学校として設立されたのが北海道大学のルーツです。実は、西洋型の学士授与機関として運営されたのは、札幌農学校が日本初。その意味では、日本でもっとも歴史の古い大学と言えます。クラーク博士の“少年よ、大志を抱け!”という言葉でも有名な北海道大学の評判を確認してみましょう。
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研究室では本格的な実験も…!
私が所属している研究室では、そのまま論文になるような実験を任せてもらえます。友人の研究室では塩野義製薬を共同研究しているところもありました。関心のある内容について、ここまで本格的な研究ができるのは、やっぱり嬉しいものです。自分が興味を持った分野の研究室に入れば、きっと有意義な学生生活が送れるでしょう。
編集部のコメント
旧帝大クラスの薬学部になると、企業との共同研究、教授の専門分野に関する実験を任されることもあるようです。企業との共同研究に参加すれば、恐らく、その企業に就職希望の場合は有利になるでしょう。研究室ごとに研究内容、雰囲気など大きく異なっているようなので、どの研究室に属するかは慎重に検討しましょう。
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本人の向上心が試される!
国家試験対策に特化した授業は基本的にありません。なので、国家試験の準備は自分でやるしかない環境です。薬剤師になる人は確かに多いのですが、授業そのものは研究者になりたい人向け。自分で向上心を持って国家試験対策をすることが必要です。
編集部のコメント
国立大学はどこも同じですが、やはり北海道大学薬学部も国家試験対策の授業というのは行っていないようです。そこそこの国家試験合格率を維持しているのは、基礎学力の高い学生が多いからでしょう。確かに私大は国家試験対策の授業を行うことも多いですが、それでも北海道で一番の国家試験実績を持っているのは北大。最終的には、本人の努力次第ということですね。
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札幌駅から近くて便利!
札幌駅から徒歩圏内なので、すごく便利です。それでいて、学内にはベンチ、池があって大きな公園みたい。繁華街の近くにある自然公園みたいで、理想的な環境だと思います。少し古いけれど、建物も風格があって個人的には好みです。
編集部のコメント
大学を選ぶ時、中には“街から近いこと”を重視する人もいますし、逆に“静かで学業に打ち込める環境”を求める人もいます。その点、北海道大学は札幌駅から近く、学内は自然公園のような緑豊かな環境になっているのです。都会派の人も、自然派の人も納得できる素晴らしいキャンパスと言えるでしょう。
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単位を取るのは大変…!
講義のレベルが高く、知的好奇心は満たされます。しかし、過大の分量が多く、すべてをこなすのは簡単ではありません。当然、課題をしっかりとこなさないと単位はもらえませんから、そう簡単にフル単は難しいでしょう。やる気があれば良い環境ですが、なんとなく入学すると苦労します。
編集部のコメント
多くの在学生が、単位取得に四苦八苦しているようです。課題が多いので、アルバイト、サークル活動ばかりに目を向けていると、単位不足で留年ということにもなりかねません。自分で目標を見定め、努力していく姿勢が重要です。薬学科の場合、薬学共用試験に合格しなければ長期実務実習に入れず、留年確定になってしまいます。なんとなく日々を過ごしているだけでは卒業できないのが薬学部の難しいところです。
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カップルが多い!
レポート、テストなどの負担が大きいので、学生の間に助け合いの精神が育ちやすいと思います。それに研究室に入ると少人数で実験、研究など行うので、自然と周囲と仲良くなるんです。そういう環境なので、わりとカップルが多く、周囲では半分以上の人が彼女、彼氏持ちになっています。
編集部のコメント
暇な学部学科のほうが遊ぶ時間があってカップルになりやすい…というのは思い込みのようです。むしろ、少人数で助け合ったり、一緒に実験を行ったりするほうが、親密になりやすい傾向が窺えます。もちろん、それだけを決め手に学部を選ぶわけにはいかないと思いますが、本当に親密な人間関係を構築するには薬学部のように“全員が困難な目標に向かって前進している”といった環境が良いようです。