病院の薬剤部に勤務すれば、専門的な仕事に就ける♪

薬剤部に勤務することで、がん化学療法の新星である分子標的薬の調製など、最先端医療に携わるチャンスがあることを解説!ごく普通の薬剤師以上の仕事に就きたいという受験生に向けて、病院薬剤師が持つ無限の可能性を紹介させて頂きます♪がんの化学治療が外来でも行われるようになるなど、医療の世界は日進月歩!薬剤部に勤める病院薬剤師になれば、医学の最先端に触れる機会も得られるでしょう♪

病院の薬剤部なら、専門性の高い仕事がたくさん!

薬学部に進学するかどうか迷っている受験生、漠然と医療系を目指している受験生の中には“薬剤師って結局は薬を売るだけだしなぁ…”といったネガティブなイメージを持っている方を多いようです。要するに、胸を張って医療従事者と呼べるかどうか疑わしいと考えているわけですね。確かにドラッグストア勤務の薬剤師であれば、そのイメージに当てはまっているかもしれません。調剤薬局であれば処方業務は行いますが、確かに“薬を売る”という仕事であることに変わりはないでしょう。
それらも充分に立派な仕事なのですが、それでは物足りないという志高い受験生の方は大病院の薬剤部に勤務することを目標にしてみてはいかがでしょうか?それこそ旨を張って“自分は医療の道に進んだ”と言えるような仕事がたくさん待っていますよ。

医学の進歩に伴い、薬剤師の業務は専門化の一途!

近年、がんの治療法がどんどん進歩しており、外来による化学療法が行われることも増えてきました。正常な細胞へのダメージが少なく、がん細胞を選択的に攻撃する分子標的薬の登場などが、その理由です。骨肉腫の治療に用いられるベルゲイド(一般名ボルデゾミブ)などが一例で、外来診療による化学療法が広く行われるまでに至りました。
こうした医薬品を扱うのは、もちろん病院の薬剤部にいる薬剤師です。入院治療している患者だけでなく、外来患者にまで化学療法が行われる現在、薬剤師の仕事は多様化、専門化していく一方です。今後も、新しい分子標的薬が生まれたり、あるいは、がん以外の病気に用いられる新薬がどんどん認可されていけば、この傾向はさらに強くなるでしょう。
医薬品の進歩と共に薬剤師の役割もまた、増していくのです。最先端治療の現場で働く薬剤師になりたいなら、病院薬剤部への就職を目指して薬学部の扉を叩いてみてはいかがでしょう?