志望校を絞るとき、偏差値だけで大学を選ぶ前に、大学へ行く目的や意味も今一度考えよう。

偏差値が上昇傾向にある大学は今後に飛躍する?

大学の偏差値が上昇した薬科大学!偏差値の高い・低い、正しい見方で志望校選択が変わる?

偏差値は正確なのか?高い・低いの基準は?

志望校を選ぶ上で重要な「偏差値」。学力レベルを判断するための数値ですが、これがどういう意味をもった数字なのでしょうか。 例えば、5月と7月の模試を比較して5教科の合計点が20点アップしたとします。一見すると成績が伸びたように見えますが、実際には、7月の難易度が低かったのかもしれません。レベルが異なる模試同士の比較は意味がないのです。偏差値は条件の違うデータ同士を同じ基準で比較します。全教科で平均点をとった人の偏差値50が、志望校を判断する際の基準となりそうです。

偏差値が上昇傾向にある大学は、今後に飛躍する!?

2014年から2017年にかけて偏差値が上昇した薬科大学

年度偏差値
2014年度47.5
2015年度47.5
2016年度50
2017年度50

人気上昇の理由

横浜薬科大学の人気が急上昇した理由は4年制学科の誕生でしょう。横浜薬科大学は、2015年度より創薬研究に特化した「薬科学科」4年制が新設されました。6年制の漢方薬学科、臨床薬学科、健康薬学科では、おもに臨床の現場で活躍できる薬剤師を育成することが目的でしたが、薬学・医学・工学を融合した「創薬研究」では、学問領域が広がり、生物・薬物動態や食品・製薬(漢方)、食の知識の育成などの研究開発技術を習得できます。薬品研究のスペシャリストを求める職場は、医療現場に加え病院、薬局以外にもメーカーや食品メーカーなど、就職の選択幅が広がります。

その他、横浜薬科大学の人気の理由は勉学に集中できる環境の良さもあるそうです。詳細は『誰しも納得の、キャンパス環境』をご覧ください。理科の教員免許も取得可能

横浜薬科大学の4年生薬科学科では理科の教員免許(中学校1種、高校1種)が取得できるようになりました。将来の選択肢を広げるために、卒業後に6年制へ編入し、薬剤師の受験資格を得ることも可能です。

偏差値50を受験する

薬科系大学は高度で専門的な勉強をする大学ですから、「偏差値60以上の難関大学でなければ就職しづらいんじゃないの?」と思い込んでいる人も多いかもしれません。でも、それは大きな誤解です。実は薬科系大学の場合、偏差値と実際の難易度には差が出やすいのです。

偏差値60
偏差値60台の人は、第二志望の併願校としても最適です。充実した設備と講師が揃っているので、実際に通っている学生には偏差値60以上の人も少なくなく数字で見る以上にレベルは高いと考えて問題ありません。

偏差値50
偏差値50台の人にとっては、第一優先で志望校で良いでしょう。入学後は志の高い人も多いようですので、充実した設備と講師のもとで研究員を目指しても良いかもしれません。

偏差値40
偏差値40台の人にとっては、挑戦しがいのあるレベルでしょう。このクラスの大学であれば薬剤師として活躍するための勉強はしっかりできますから、薬剤師を目指したい人には理想の大学ともいえるのではないでしょうか。

※最新版の関東圏私立薬科大学、薬学部の偏差値ランキングをご紹介します。詳細は『関東私学薬学部偏差値一覧』をご覧ください。

偏差値上昇の横浜薬科大学!抑えておきたいポイント

  • ポイント1:4年制学科の誕生で、人気が飛躍
  • ポイント2:薬科学科では理科の教員免許(中学・高校)も取得可能
  • ポイント3:卒業後に6年制へ編入することも可能なので、将来の選択肢が多い