薬剤師の待遇がどんどん良くなる!?薬剤師外来のお話
薬学部を目指す受験生に向けて、薬剤師の待遇が大幅にアップするきっかけとなり得る新しい業務“薬剤師外来”について紹介しています♪薬剤師の需要が今後もどんどん拡大していくことは間違いなし!
医師や看護師のように患者と接し、ハイリスク薬や化学療法を受ける患者に情報提供する薬剤師外来!薬剤師という職業が持つ無限の可能性に注目です♪
薬剤師外来の普及で活躍の場がさらに広がる!?
皆さんは薬剤師外来という言葉をご存じでしょうか?
10月25日、日本病院薬剤師会は中国四国ブロックの会長会議を開催。そこで話し合われたトピックの中に“外来患者を対象とした薬剤師業務”が含まれていたのです。がん患者に対する外来での化学療法や、抗凝固剤や抗血小板剤といったハイリスク薬を用いる治療には、薬剤師の力が不可欠。そこで、医師や看護師だけでなく薬剤師も直に患者と接し、より積極的な診療支援をしていこうという動きが出てきているのです!
もしこれが実現すれば、病院薬剤師の業務が拡大し、多くの雇用が生まれることになるでしょう。
権能拡大は薬剤師の収入アップに直結する!?
薬剤師の権能が拡充されていけば、薬剤師の年収も上がっていくことになります♪医薬品情報提供やお薬相談の枠を超える仕事をするなら、当然、そこに診療報酬が発生するはず。そうなれば医療機関の利益がアップするわけですから、病院としても“薬剤師外来を継続運営するための薬剤師が欲しい”となり、需要が増大するにつれて薬剤師の給与もアップするわけです。人件費だって需要と供給のバランスによって決定されますから、仕事が増えれば給料が上がるのは自明の理といえるでしょう。
実際、日本病院薬剤師会としても薬剤師外来の普及に合わせて病棟薬剤業務実施加算の拡充を目指す考え。最終的には薬剤師外来に関する診療報酬を新設しようと動くことになるはずです。もし実現したなら、薬剤師は医療従事者としてのアイデンティティをより強め、給与、待遇とも大きく向上していくことになります。
今後も続くであろう、薬剤師の権能拡大の流れには要注目ですね♪