薬学部学生向けの学資ローンが登場!?

薬学部6年制以降により学費負担が増えたことを受け登場した民間の学資ローンを紹介!安易な借り入れは禁物ですが、日本学生支援機構や大学独自の奨学金が受けられなかった場合は検討しても良いかも!?
奨学金が受けられなかった場合でも薬学部の学費を支払うための学資ローンサービスを利用すれば無事に進学できるかもしれません!ここでは信販会社と大学が共同で行う学費ローンのサービスを紹介。

薬学部専用の学資ローンがあるって本当?

薬学部6年制がスタートしたことで、薬学部学生の学費負担が大きく増してしまったことは事実。もちろん日本学生支援機構の奨学金でも薬学部や医学部といった学費負担の多い学部に進む学生に対しては貸付額の上限を増やすなど、一定の対応を行っていますが、必ずしも利用できるとは限らないので、経済的不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
そういった現状を受けて、最近では薬学部に進む学生専用の学資ローンというのも登場してきていますので、こちらでご紹介したいと思います。

大手信販会社オリエントコーポレーションの学資ローン

群馬県にある高崎健康福祉大学が2008年に始めた利用限度額500万円の民間学資ローン。貸し付けを行うのは信販会社大手のオリエントコーポレーションです。一般的な学資ローンの限度額は300万円程度ですから、これはかなり思い切ったサービスといえるでしょう。
もちろん無担保で、利率は年利4%程度。申し込みから7日前後で融資を受けられるというスピーディーな対応になっています。在学中は利息分だけを支払えば良く、元本の偏在は卒業後。10年間の均等返済になっているので、無事に就職すれば問題なく返済できると思われます。

とはいえ、日本学生支援機構の奨学金を受けられるなら不要!

ただし、これはどうしても奨学金が受けられない場合の最後の手段であることは知っておいてください。日本学生支援機構の第1種奨学金であれば利息は必要ありませんし、利息有りの第2種だとしても利率は1%台。しかも、返済に20年かけることが許されます。
これらを総合して考えると、大学の独自奨学金、さらに日本学生支援機構の奨学金を検討し、それらが受けられない場合にのみ学資ローンを考えるというのが本来の順序。最近は奨学金の返済に苦労する方も増えてきていますので、あくまでも学資ローンは最後の手段であることを忘れないでください。