将来的には独立も!?薬学部出身者の進路考察
調剤薬局で薬剤師として働く以外にも、薬学部卒業者には数々の進路が存在していることを紹介しています。たとえば、独立して薬局の経営者になるという道も!ここでは薬局の現況を踏まえ、薬剤師の可能性について追求してみましょう。
進路は色々!雇われ薬剤師以外にも、薬学部生には無限の可能性が広がっているんです♪
進路の1つとして独立も考えるべき!?~薬学部卒の将来
薬学部を志望している受験生なら、多くは調剤薬局への勤務を目指しているのではないかと思います。
もちろん、卒業してすぐの段階では薬局に勤めるなどして経験を積むことが一番だと思いますが、薬学部卒業者の将来的な進路としては独立開業という道も考えられます。
「自分で開業なんて大変そう…」と考える方もいるかもしれませんが、実はこれから5年、10年が経つ頃には独立開業の大きなチャンスがやってくるんです。
すべての薬学生に独立を勧めるつもりはまったくありませんが、ゆくゆくの進路の1つとして知っておく価値は充分にあるでしょう。
薬業承継という選択肢
今存在している薬局の多くは、実は70年代までの高度経済成長期に開業したものなんです。人口が増え、ベッドタウンが広がっていく中で、住宅地の医療機関周辺に建てられたものですね。
そして、1970年から40年以上が経過した現在、開業した薬剤師たちは老齢を迎え、薬剤師としての仕事を続けられなくなりつつあるのです。このままだと後継者のいない小さな薬局は次々にたたまれていくでしょう。
そこで、今注目されているのが薬業承継!要するに経営者がたたもうと考えている薬局を設備ごと買い取るということです。
これで受け継ぐことが出来るのは設備や店舗だけじゃありません。それまでその薬局を利用していた顧客さえ、そのまま引き継ぐことが可能なんです。これなら、最初から採算が取れる確率が高いので、安心して独立開業できますよね?
もし「いずれは一国一城の主に」と考えている薬学部志望者がいるなら、是非とも、この薬業承継という進路を考えてみてはいかがでしょうか?